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君たちはどう生きるか

という本を読みました

こんにちは、いつもお世話になっております

beauty mall actyの柿原です

1937年に出版され、今もなお読み継がれている小説を漫画に書き下ろした本です

80年経った今でもあらゆる世代の人にとって生き方の指針となっている物語です

本の主人公はコペル君というあだ名の15歳の男の子。

成績は良くて優秀

でもいたずら好きでお茶目な、なかなか憎めないところのあるコペル君

日々の生活で自分の感じた気持ちや、学校の友人たちや身の回りに起きる様々な出来事に頭を悩ませたり、時には哲学的に考え、気持ちをを深めていき、自分自身と立ち向かっていく。

そんなコペル君の日常の物語です

ひょんな出来事から主人公にコペル君というあだ名を付けた叔父さん

叔父さんはコペル君のお父さんからコペル君には立派な大人になってほしい、人間として立派な大人になってほしいという気持ちを聞き、編集長である叔父さんがいつかそういう本を作ると、コペル君のお父さんと約束しました

この本でキーになる「ノート」

コペル君が日々感じた事を聞いた叔父さんが「ノート」に想いを綴っていきます

コペル君は、自分とタイプの違った友達や様々な人に出会い、社会のしくみやいじめや貧困、格差など、今までには感じた事のなかった気持ちを抱きます。

その中で色んな事に気付いたり、自分の中の気持ちの弱さや至らなさを痛感し、友達を裏切り、逃げてしまったり。

多感な、そして、まだ15才という時期の少年が、友達や叔父さん、周りの人々を通して様々な出来事に葛藤し、精神的に、徐々に成長していく様子は少し切なく、自分にも少なからずそういう事があったなと思い出します。

コペル君のそういった心の動きや気付き、葛藤、後悔、勇気などに、自分達にもそういったことを感じたことのあるなあという思いとともに、心が震え、この本に徐々に引き込まれてしまいます

そして、コペル君は、叔父さんの優しさや知識によって、心の成長をしていきます。

コペルくんが友達を裏切りひどく落ち込んだとき、力強く、温かい言葉で励まし、間違っていることにははっきりと間違っていると伝えます

そして変えられない事実を考えるのをやめれば余計な感情に足をとらわれない、まっすぐ歩いていけると伝えると、コペル君は1歩踏み出す勇気を持ちます

そして、生産関係の仕組みや万有引力の法則、哲学的な思想、歴史などなど織り交ぜながら、話が進んでいきます。

見返す度に色んな見方ができ、また、大部分が漫画なので読みやすいですよー✨

アクティの本棚に置いておきますので興味があったらぜひ読んでみてくださいね、貸出もしておりますよ✨